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基地局の仕組み
インターネットに接続された場所であれば、どこでもみあこネットの基地局を設置できます。社内LANや学内LAN、家庭内LANでもかまいません。そこに無線ルーターを接続するだけです。基地局は無線ルーターとアンテナからなっています。

無線ルーターはみあこネットの京都にあるサーバーとトンネル技術による仮想専用線で接続されます。そして、みあこネットのサーバーを通して、ユーザーはインターネットに接続することになります。ユーザーからのアクセスは途中の社内LANや学内LANに漏れることはありません。
全国どこでも設置可能!
みあこネットでは2003年3月より「みあこネット2」という新システムを導入しました。インターネットに接続された場所なら、全世界どこでも無線ルーターを接続し、基地局を設置することが可能です。無線ルーター内部のソフトウェアの改良、新たなサーバの用意、十分な準備と調整により、どこにでも安全な公衆インターネット環境を作ることが可能になったのです。

みあこネットルートマップ


上図で言えば、C地点やD地点(すなわち、すでにインターネットに接続された環境)に無線ルーターを接続することができます。無線ルーターはインターネットへ直に接続するだけでなく(C地点)、NATの配下にあるLAN環境にも接続できます(D地点)。プライベートIPアドレスしかないLAN環境にもみあこネット2の無線ルーターは対応できます。

たとえNATの配下にあるLAN環境に無線ルーターを接続しても、みあこネットのユーザーには固定グローバルIPアドレスを割り当てることが可能です。NATの制限にしばられることなく、インターネットのあらゆるサービスを利用できるようになります。



社内LANや学内LANに基地局を設置しても安全!
社内LANや学内LANでは、そこに接続する機器を制限するのが普通です。LANに接続した機器からはそのLANを無制限に利用できる可能性があるため、セキュリティを確保するためには接続する機器を制限しなければなりません。

特に無線を利用した機器をLANに接続すると、そこがセキュリティの大きな穴になりかねません。WEPなど一般的な無線LANのセキュリティ技術では、ある程度の知識があるユーザーなら簡単に接続できてしまいます。もし電波の届く範囲に悪意のあるユーザーが入ってくれば、LANはまったく無防備な状態になるのです。

しかし、みあこネットの無線ルーターはどんなLANに接続しても安全なように設計しています。無線ルーターをLANに接続すると、無線ルーターは自動的にみあこネットのサーバーにVPNのトンネルによる仮想専用線を作ります。無線ルーターとみあこネットが直結された状態であり、LANへ影響を及ぼすことはありません。

次に、みあこネットの利用者が無線ルーターに接続すると、みあこネットの認証サーバー(PPTPサーバ)に128ビットの暗号化された通信で認証を受け、正当な利用者であれば接続を許可します。みあこネットの利用者は、「無線ルーター」→「仮想専用線」→「みあこネットのサーバー」→「インターネット網」の経路で通信を行います。この途中ではLANへ直に接続できないため、みあこネットの無線ルーターがセキュリティの穴になることはありません。きわめて安全に運用することができます。

VPNによるトンネルの説明図



上の図は、みあこネットサーバー(左)と無線ルーター(右)との間で、VPN(Vtun)によるトンネルが張られる仕組みを表わしています。

PPTPによるVPN接続の説明図

利用者はこのトンネルを利用してインターネットに接続するわけですが、暗号化した通信により、利用者の各端末とみあこネットサーバーの間でセッションが張られます(PPTPによるVPN)。利用者にとってもセキュリティが確保される仕組みです。

また通信速度に関しても、常に数Mbps単位の通信を行っているわけではありません。常識的な利用法では特に帯域を圧迫することはないと思われます。広い場所で、多人数での利用が想定される場所では、複数の無線ルーターを設置して運用するとより安心できるでしょう。

さらに詳しい説明に関しては、「京都無線インターネットプロジェクトみあこネットの設計と運用」(藤川賢治, 古村隆明, 岡部 寿男)『情報処理学会誌, Vol.45 No.8, 831-835, Aug 2004.』をご参照ください。

※【英訳】Komura, T., Fujikawa, K., and Okabe, Y.,
"The MIAKO.NET Public Wireless Internet Service in Kyoto",
Proc. of the First ACM International Workshop on Wireless Mobile Applications and WLAN Hotspots (WMASH2003), September 2003.




一般ユーザーも安心して利用できる!
基地局設置者はもちろんですが、一般のユーザーも情報の漏洩を気にすることなく、安心して利用することができます。

みあこネットではWindowsやMacOS Xが標準でサポートする暗号化技術「PPTP」を採用しています。無線空間での盗聴を防げるだけでなく、無線区間からみあこネットサーバーまで暗号化処理されるため、途中経路の安全も確保されます。

ただし、安全が保証されるのは、各パソコンとみあこネットサーバーとの間だけです。みあこネットサーバーから先は通常のインターネットであり、すべての通信が暗号化されるわけではありません。個人情報を不用意に送信しないなど、インターネットを利用する上での一般的な注意点を守る必要があります。



ISP、企業、大学への提案!
各種VPNに対応し、ローミングの実現や企業内LAN、学内LANへ接続可能です。みあこネットの基地局がある場所なら、どこからでも企業内LANや学内LANへVPNで安全に接続できます。ぜひ業務効率の改善のために、みあこネットをご活用ください。
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