プレスリリース

2003年6月18日

 

インテルと“みあこネット”
地域運営の公衆無線LANサービス普及に向け協力
〜 インテルR CentrinoTM モバイル・テクノロジのプロモーション活動を通して
 京都の情報化整備に貢献 〜

 

インテル株式会社(東京本社:千代田区丸の内3-1-1、代表取締役共同社長:吉田和正)と京都を中心に公衆無線LANインターネット・サービスを展開する“みあこネット”は、公衆無線LANサービスの環境整備、認知向上と利用者数の拡大を目的として協力すると発表しました。

“みあこネット”は、NPO(特定非営利活動法人)の日本サスティナブル・コミュニティ・センター(事務局:京都市中京区、代表理事:高木治夫、以下SCCJ)が京都を中心に企画、運営する公衆無線LANインターネット・サービスです。
みあこネットのアクセス・ポイントは、市民や民間企業の協力に加え、お寺や旅館、ホテルなどの観光施設を含む約230ヵ所に設置され、ユーザは無料で利用することができます。今回、公衆無線LANサービスの活用により地域活性化を推進するSCCJと、インテルR CentrinoTM モバイル・テクノロジを始めとするコンピュータと無線通信技術の融合により、モバイル機器の新たな利用形態を提案するインテルのコンセプトが合致し、互いに協力するものです。

この協力の下に、インテルとみあこネットは、みあこネットを通じてブロードバンド・インターネットが快適に利用できるように、インテル Centrino モバイル・テクノロジ*1搭載ノートブックPCとの相互接続性の検証を行いました。今後、みあこネットの無線LANスポットには、一般ユーザにわかりやすいサインが目印として順次表示されます。また、従来、みあこネットではサポートされていなかったVPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)経由の企業内LANへの接続も、サービスが提供される予定です。さらに、みあこネットは、2003年末までにアクセス・ポイントを350ヵ所に増設する計画です。

インテルではモバイル・コンピューティングの普及を目的とし、主要な無線LANサービス事業者や空港、ホテル、レストラン・チェーンなどと協力して、公衆無線LANサービスの展開を促進しています。今回の発表もその一環であり、2003年5月末までに、世界14,000ヵ所以上で、インテルCentrino モバイル・テクノロジ
搭載ノートブックPCとの相互接続性の検証が完了しています。

インテル株式会社 代表取締役共同社長の吉田 和正は「世界を代表する観光都市の京都を舞台に、公衆無線LANサービス環境の向上に貢献できることを嬉しく思います。 インテルでは、コンピューティングと通信の融合を推進しており、今年3月には、それを実現した1つの形態として、インテル Centrino
モバイル・テクノロジを発表しました。この技術が広く利用されるようになるためには、みあこネットのような公衆無線LANサービスの普及拡大が重要になると考えています」と述べました。

SCCJ代表の高木 治夫は「今回のような地域密着型の情報発信活動において、インテルの協力により、みあこネットの認知度と利便性が高まり、より多くの方々に活用していただけるようになると思います。また、地域情報化、活性化の良きモデルケースとなり、同様のプロジェクトが各地でも展開されることを期待して
います」と述べています。

京都府副知事の佐村 知子は「今回のみあこネットとインテルとの協力により、いつでも、どこでも、何でもネットワークにつながるユビキタス社会の実現にとって重要な基盤である無線LANインターネットの普及、拡大が、一層進むものと確信しています」と語りました。

◇ インテルについて
世界最大の半導体メーカであるインテル コーポレーションは、パソコン・ネットワーク/コミュニケーション製品の世界的なメーカでもあります。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp/で入手できます。

◇みあこネットについて
みあこネットは、 情報化による地域活性化に取り組む、NPO法人 の日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)が、企画・運営する公衆無線 LAN インターネット・サービスで、「京都市民自らの手で京都
市内に公衆無線インターネットの仕組みを作り上げ、京都を情報自由都市にしよう」という意図に賛同した基地局オーナー、会員などによる実験プロジェクト。京都大学、京都高度技術研究所などが技術的支援
を行っています。みあこネットについての情報はhttp://www.miako.net/でご覧いただけます。

以上

*インテル、Centrinoは、米国およびその他の国におけるインテル コーポレ ーション またはその子会社の商標または登録商標です。
*その他の会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。

*1ネットワークにワイヤレス接続したり、いくつかの機能を使うには、 別途ソフトウェア、サービス、ハードウェアなどの購入を必要とすることが あります。公衆無線LANのアクセス・ポイント数には限りがあり、サービスは
 プロバイダによって異なります。

<添付資料>

 “みあこネット”とインテル株式会社の協力発表における副知事メッセージ

この度“みあこネット”とインテル株式会社が、京都における公衆無線LAN インターネットの普及に向けて協力体制を組まれますことに対しまして、 心からお喜び申し上げます。
 “みあこネット”は、NPOを運営主体とし、大学・企業・地域が連携・協力して、 誰もが使える公衆無線インフラを整備するという、全国的にも例を見ない京都 な らではの取組であり、その活動は他の地域にも広がっています。
 京都は、世界に誇る歴史的文化的コンテンツを有するとともに、先端的な研究 を行う大学・研究機関や、IT関連の世界的企業やベンチャーが集積しており、 “ケータイ”産業やエデュテイメント関連の取組も積極的に進めています。
 今回の“みあこネット”とインテル株式会社との協力により、いつでも、どこでも、何でもネットワークにつながるユビキタス社会の実現にとって重要な基盤である無線LANインターネットの普及・拡大が、一層進むものと確信してい
 ます。
 現在、京都府では、ブロードバンド時代に対応する情報通信基盤として“京都デジタル疏水ネットワーク”の構築を進めており、今後“みあこネット”で構築された最先端でセキュリティの高い無線LANインターネット環境と連携することにより、福祉・医療、観光、生涯学習等地域住民の生活に直接関わる分野での無線LANインターネットの利用がさらに進み、豊かな府民生活の実現や地域活性化、産業振興に大きな役割を果たすこととなりますよう期待しています。
 
2003年6月18日
                      京都府副知事  佐 村 知 子

この件に関するお問い合わせは、以下までお願いいたします。

インテル株式会社
広報室
ラオ ちぐさ
Tel: (03)-5223-9100(代表)


特定非営利活動法人
日本サスティナブル・コミュニティ・センター
櫻井 菜穂子
Tel: (075)-257-3777

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