地域の病院・診療所にVPNサーバーを設置し、無線インターネットで患者と接続しました。そうすれば、みあこネットの基地局があるところなら、どこでも安全に電子カルテを参照できました。いつどこでも患者の最新のカルテを参照できるため、患者本位の高度な医療を提供できるようになります。無線インターネットは場所に束縛されることがないため、特に往診先や緊急現場で力を発揮しました。 電子カルテを実現するために不可欠なのがセキュリティでした。インターネットで医療情報を送受信するときは情報漏洩が問題になりますが、みあこネットではVPN接続を用いることで安全性を確保していました。
2004年5月より、「どこカル.ネット」としてプロジェクトがスタートしております。
みあこネットを通してユビキタスラジオなどを使い、教室等だけでなくいろいろなところで、両校の生徒と情報交換を行い、視野を広げるため交流授業が行われました。 京都デジタル疏水ネットワーク上に設置したみあこネット基地局を活用し、ユビキタスラジオや、アクセシビリティに配慮した音声読み上げによるチャットシステムをコミュニケーションの道具として交流が行われ、みあこネットではサポートを行っておりました。
※京都府立盲学校と横浜市立盲学校の両校にはみあこネット基地局が設置され、情報教育に活用されていました。
みあこネットを運用しているSCCJでは、公衆無線インターネット事業「みあこネット」のエリアにおいて、携帯情報端末(PDAなど)を使ったガイド事業の可能性を実験しました。
カメラを取り付けたPDAを視覚障碍者の方に持っていただき、外出先で困ったことがあったときはヘルパーが音声でサポートしました。混んだ道路や駅構内など歩きにくい場所では、ヘルパーがカメラの映像を見ながら音声で安全な方向を指示しました。また、手紙や薬の説明、ATMの文字などをカメラでうつしてもらい、ヘルパーが代わりに読み上げたりしました。 すでに「テレサポートNET」で実験的に行われているサービスですが、みあこネットでは公衆無線インターネットを利用することで通信コストを低減したいと考えていました。